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「施設見学ってどんな事を質問したらいいの?」
「聞くべきこととかってある?」
そんな疑問をお持ちの方に向けた記事です。
この記事では、理学療法士が施設見学の際に聞くべき質問を、目的別に分かりやすくリストアップしました。見学を有意義なものにし、後悔しない選択をするために、ぜひ参考にしてください。
なぜ施設見学で質問することが重要なのか?
- 情報の具体化: 求人票だけでは分からない、具体的な業務内容、1日の流れ、職場の雰囲気を知ることができます。
- ミスマッチの防止: 自分の価値観やキャリアプランと、施設の理念や働き方が合っているかを確認できます。
- 意欲のアピール: 事前に準備された質問は、施設への関心の高さや学習意欲を示すことにも繋がります。
- 比較検討の材料: 複数の施設を見学する場合、同じ質問をすることで客観的な比較がしやすくなります。
【カテゴリ別】理学療法士が施設見学で聞くべき質問リスト
見学中にすべてを聞くのは難しいかもしれませんが、事前に優先順位をつけておきましょう。
見学時に、求人票の内容には書かれていないことまで確認したいと思うなら、質問内容のリスト化は必須。見学が始まってしまうと、見ることに集中してしまい、質問したいと思っていた内容を忘れがちです。
リハビリテーション部門・チームについて
職場の核となるリハビリ部門の体制や雰囲気を知るための質問です。
- 理学療法士は何名在籍していますか? 年齢層や経験年数の構成も教えていただけますか?
- 作業療法士や言語聴覚士との連携はどのように行われていますか?
- 部門内でのカンファレンスやミーティングはどのくらいの頻度で行われますか?
- チームの雰囲気はどのような感じですか? (例:和気あいあい、切磋琢磨など)
- 部門の責任者の方(科長・部長など)はどのようなお考えをお持ちですか?(可能であれば)
- 1日のスケジュール(モデルケース)を教えていただけますか?
臨床・業務内容について
日々の業務や患者さんとの関わり方について具体的にイメージするための質問です。
- 主な対象疾患や患者さんの層について教えてください。(例:急性期、回復期、生活期、整形外科、脳血管疾患、小児など)
- 1日に担当する患者さんの人数や単位数はどのくらいですか?
- 患者さん一人あたりのリハビリ提供時間はどのくらいですか?
- カルテの形式(電子カルテか紙か)や記録に要する時間はどのくらいですか?
- どのようなリハビリ機器が導入されていますか?自由に使えますか?
- 他職種(医師、看護師、ソーシャルワーカーなど)との連携はどのように行われていますか?
- 訪問リハビリや外来リハビリはありますか?担当する機会はありますか?
- 臨床で大切にしていることや、リハビリテーション科としての目標は何ですか?
教育・キャリアパスについて
特に新卒や若手の方、キャリアアップを目指す方にとって重要な質問です。
- 新人教育プログラムの内容や期間について教えてください。
- プリセプター制度(指導担当者制度)はありますか?
- 中途採用者向けの研修やフォロー体制はありますか?
- 院内・施設内での勉強会や研修会はどのくらいの頻度で開催されますか? 参加は必須ですか?
- 外部研修への参加支援(費用補助、休暇取得など)はありますか?
- 資格取得(認定理学療法士、専門理学療法士など)を支援する制度はありますか?
- 将来的に管理職や教育担当など、どのようなキャリアパスが考えられますか?
- 臨床研究や学会発表などは奨励されていますか?実績はありますか?
労働環境・待遇について
長く働き続ける上で欠かせない、働きやすさに関する質問です。
- 勤務時間(始業・終業時刻)、休憩時間について教えてください。
- 残業は平均してどのくらいありますか? 残業代は支給されますか?
- 休日はどのように決まりますか? 年間休日数を教えてください。
- 有給休暇の取得率はどのくらいですか? 希望通りに取得しやすい雰囲気ですか?
- 産休・育休の取得実績や、復帰後のサポート体制について教えてください。
- 福利厚生にはどのようなものがありますか?(住宅手当、交通費、食堂、託児所など)
- スタッフの平均勤続年数や離職率について、差し支えなければ教えていただけますか?
- 人事評価はどのように行われますか?
施設・組織全体について
所属する組織全体の方向性や理念を理解するための質問です。
- 施設の理念やビジョンについて教えてください。
- リハビリテーション部門は、施設全体の中でどのような役割を期待されていますか?
- 地域連携において、どのような取り組みをされていますか?
- 今後の施設の発展計画や、リハビリテーション部門の将来的な展望について教えてください。(もしあれば)
施設見学当日のポイントとマナー
- 事前準備: 施設のウェブサイトやパンフレットをよく読み込み、基本的な情報を把握しておく。質問リストを作成し、優先順位をつける。
- 服装: 清潔感のあるスーツまたはビジネスカジュアルが無難。
- 時間厳守: 約束の時間の5〜10分前には到着するようにする。
- 挨拶と自己紹介: 明るく、はきはきと挨拶し、大学名(または現所属)と氏名を名乗る。
- 積極的な姿勢: 説明を聞くだけでなく、積極的に質問し、メモを取る。案内してくれる方への感謝の気持ちを忘れない。
- 見学中の態度: 患者さんや他のスタッフへの配慮を忘れず、静かに見学する。
- お礼: 見学終了後、案内してくださった方へ丁寧にお礼を述べる。後日、お礼状やメールを送るとより丁寧な印象になる。
まとめ
施設見学は、じぶんに最適な職場を見つけるための重要なプロセスです。事前にしっかりと準備し、的確な質問をすることで、施設の理解を深め、納得のいく就職・転職活動に繋げることができます。
今回ご紹介した質問リストを参考に、あなた自身のキャリアプランや価値観に合った質問を加えて、有意義な施設見学にしてください。あなたの理学療法士としてのキャリアが、より良いものになることを願っています。
ABOUT ME
りはスタ運営者の「ぱぱひさ」と申します。総合病院に勤務する現役の理学療法士です。心臓リハビリテーション指導士・呼吸療法認定士を保有しています。がんリハ研修受講済・臨床実習指導者講習会受講済。OSCE(オスキー:客観的評価能力試験)試験官経験あり。心臓リハ・呼吸リハ・ICUリハの分野で働くリハスタッフのためのサイトとなるよう目指して記事を書いていきます。