呼吸リハビリの評価項目10選【一番大事なのは実は呼吸数】
りはスタ運営局
りはスタ
リハビリスタッフのみなさんは、患者さんやご家族に対して「体力が無いので・・・」とか「体力をつけるために運動を・・・」とか言っていませんか?
じゃあ質問です。
「そもそも体力って何ですか?」
「そもそも持久力って何ですか?」
「体力が有るとか無いとかは、何を基準に決めつけてるのですか?」
そう言われると、たしかに分からないかも。筋力があれば体力があると思っていたけど、ボディービルダーよりもマラソン選手の方が細身なのに、体力はあるなあ。
そう思った人もいらっしゃるかと思います。
結論から言うと、体力の“有るか無いか”を決めるのは「酸素摂取量」で決まります。
もう少し噛み砕いて言うと、
体力とは「酸素摂取量」の多さです。
もっと言うと、「酸素をいかに細胞に送り届けることができるかどうか」です。
「筋肉」「心臓」「肺」が酸素と二酸化炭素を運んでいます。
「筋肉」「心臓」「肺」の、どこが悪くても「体力」は低下します。
という事です。
体力とは「いかに酸素を筋肉まで運ぶか」。
そして「酸素を使ってエネルギーを作り出せるか」です。
では、体力を向上させるリハビリは何があるのか。
リハビリで心臓は強くはできません。
でも、リハビリ(運動)で不整脈を減らすことはできます。
リハビリで肺は強くできません。
でも、リハビリで呼吸方法を指導することはできます。
リハビリで筋肉・・・強くできます。
体力をつけるためには、有酸素運動と無酸素運動(レジスタンス運動)の両方を行うべき、ということになります。
体力を付けるということは「いかに酸素を循環させるか」です。
「心臓」「肺」「筋肉」の全てが大事です。