リハ職の転職

リハビリスタッフは一般企業や異業種に転職はできるのか【考察】

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リハビリ職の人が、一般企業や異業種に転職はできるのか、疑問ですよね。

でも、臨床の現場って結構しんどいですし、体力的にも40代を過ぎるとキツくなってくるかもしれません。

もし臨床を離れてもある程度の収入が得られるなら、それもアリです。

そんな、「一般企業や異業種に転職ができるのか」について考察してみました。

結論から言うと「無理ではないがかなり厳しい」です。

考察を交えて、深掘りしていきます。

リハビリ職の転職サイトの求人数ランキング【あくまで目安】 – りはスタ (rehasta.com)

リハビリ転職|一般企業や異業種に転職はできるのか【考察】

リハビリ職の一般企業や異業種への転職は可能ですが、狭き門です。

一般企業に転職した理学療法士の事例まとめ | SaboReha」の記事では、5つの分野に転職した人達の事例が紹介されています。

転職先は、ハウスメーカーや自動車メーカーなど。

そもそも、求人を見てみても、一般企業の募集は皆無です。

つまり、リハビリ職の就職先は、病院やクリニック、施設にしかほぼありません。

リハビリ職を生かして、一般企業や異業種に転職するためには、常にアンテナを張り続ける必要があります。

そして、異業種の人との交流を常に持ち、自分が就職したい先の情報を収集したり、人を紹介してもらったりしないといけません。

ちなみに、単純に転職を考える場合でも、とにかく情報を得るというのが大切です。

もし転職サイトに登録するなら、有名な転職サイトには全て登録しておきましょう。

サイトによって、扱っている情報に多少差があるので、比べることが必須だからです。

 

リハビリ職の一般企業への転職は“プライドを捨てる覚悟”が必要

リハビリ職の一般企業への転職は、“プライドを捨てる覚悟”が必要になってきます。

というのも、リハビリ職は、制服を着ていることで効力が生まれているからです。

制服というのは、白衣やKCです。

白衣やKCを着ていなければ、ただの若い兄ちゃんや姉ちゃんです。

その白衣という権威を着ていない状態では、簡単には「敬われる」ことは無いのです。

なので、一般企業や異業種へ転職するためには、これまでのリハビリ職としてもプライドをへし折られる可能性が高いので、変なプライドは捨てる覚悟が必要です。

「多少バカにされても、自分はこの会社で人の為に尽くすんだ」という覚悟が大事です。

軸の無い転職はオススメしない

リハビリ職の転職には、ある程度、これまでのリハビリとしての知識を生かせる会社に行きましょう。

まるで自分の分野とかけ離れた仕事は、うまくいかないです。

転職の仕方で大切なのは、転職の達人であるmotoさんが提唱している「軸ずらし転職」です。

年収の大枠は「職種×業界」で決まっています。例えば、「金融業界大手×営業部長:年収1600万円」や「小売業界大手×取締役:年収900万円」というイメージです。

引用元:転職の達人motoさんが今「メガバンク・商社は絶対選ばない」理由 | 有料記事限定公開 | ダイヤモンド・オンライン

軸ずらし転職とは、

  • 同じ職種で、業界を変える
  • 同じ業界で、職種を変える

という、職種と業界の片方だけを変える転職の事です。

バスケットボールの「ピボットターン」のような感じです。

片足だけを付け、片足だけを動かす。

それが軸ずらし転職です。

ちなみに、私の病院のリハビリ職の同僚で、不動産業へ転職した方がいます。

「違う職種」かつ「違う業界」への転職になるので、そうとう苦労されているそうです。

リハビリ転職したいなら、スキルアップは必須

リハビリ職で転職を考えている方は、何から始めればよいのか。

まずは情報収集なので、沢山の転職サイトに登録しておくことです。

そして、次に必要なことは「スキルアップ」です。

認定理学療法士や認定作業療法士、または呼吸療法認定士や心臓リハビリテーション指導士など。

リハビリ職にプラスで取れる資格は沢山あります。

普通に考えて、雇う側からしたら、同じ給料を払うなら、スキルや専門的知識を持っているスタッフの方が良いです。

転職の情報を集めながら、スキルアップもしていけば、いざ転職する時にかなり有利に進められます。

【関連記事】心臓リハビリテーション指導士の取り方【勉強のコツも紹介】 – りはスタ (rehasta.com)

リハビリ職が一般企業や異業種に転職はできるのかまとめ

  • 一般企業への転職は皆無ではないが狭き門
  • 一般企業や異業種に転職したいなら、常にアンテナを張り続ける
  • 一般企業や異業種に転職したいなら、異業種の人と積極的に交流を持つこと
  • 一般企業や異業種への転職では、リハビリ職としての“プライドを捨てる覚悟”が必要
  • 転職サイトに登録して情報収集しつつ、資格を取得してスキルアップしておくべし

リハビリ職の一般企業や異業種への転職について考察してみました。

リハビリ職の人でも、強い意志と覚悟があれば、一般企業や異業種に転職はできるでしょう。

ただし、「今の仕事が辛いから」という、マイナス的な理由の転職はダメです。

「違う分野で、もっと自分が社会の為に役に立つんだ」という、プラス的な理由でなければ、成功はありません。

マイナスな理由を打ち消したいなら、単純にリハビリ業界で、環境を変える(職場を変える)に留めた方が無難ですし、うまくいきます。

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りはスタ運営者の「ぱぱひさ」と申します。総合病院に勤務する現役の理学療法士です。心臓リハビリテーション指導士・呼吸療法認定士を保有しています。がんリハ研修受講済・臨床実習指導者講習会受講済。OSCE(オスキー:客観的評価能力試験)試験官経験あり。心臓リハ・呼吸リハ・ICUリハの分野で働くリハスタッフのためのサイトとなるよう目指して記事を書いていきます。
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