理学療法士が実習生(学生)指導で気を付けるべき3つの事
「実習生を受け持つんだけど、気を付けることって何かある?」
そんな疑問をお持ちの方に向けた記事です。
この記事を読めば、
「実習生を受け持ったときに、気を付けるべき3つの事」
が分かります。
「セクハラ」「パワハラ」は当たり前にダメとして、それ以外に気を付けるべき事を3つご紹介します。
結論から言うと、
理学療法士の実習生(学生)指導で気を付けるべき事を3つは
2.話を聴いてあげること
3.自分で考えさせようとし過ぎないこと
です。
一つずつ解説します。
理学療法士が実習生(学生)指導で気を付けるべき3つの事
定時に帰らせること
理学療法士の実習生(学生)指導で気を付けるべき事1つ目は「定時で帰らせること」です。
つまり「フィードバックなどを17時までに完全に終わらせておく」ということです。
17時まで患者さんを診て、その後にフィードバックをするバイザー(指導者)も居ます。
ですが、逆に自分が17時以降(定時以降)に患者さんから呼び出されたら嫌じゃないですか?
それと同じで、実習生も17時には帰らせてあげられるように、フィードバックなどは済ませましょう。
そして、実習指導も含めて、自分自身も定時で帰りましょう。
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話を聴いてあげること
理学療法士の実習生(学生)指導で気を付けるべき事2つ目は「話を聴いてあげること」です。
よく、「この患者さんはこうだから、ここがこうで…」とか「この病気はこうだから…」と、自分の考え方や知識ばかりを話す指導者は結構います。
でも、学生が感じたことや、学んできたことを聞いたり、もっとプライベートな事(セクハラとかにならない次元で)を話して、信頼関係を築くことも大切です。
「実習生と指導者」という立場ではありますが、普通に「人間と人間」のコミュニケーションをとればいいだけの話です。
自分で考えさせようとし過ぎないこと
理学療法士の実習生(学生)指導で気を付けるべき事3つ目は「自分で考えさせようとし過ぎないこと」です。
すぐに「自分で考えてみて」とか「文献探しておいで」とか言うバイザー(指導者)が居ます。
自分で考えて分かるくらいなら、質問したりしないし、実習生(学生)のうちなんて、調べ方すらも分かりません。
あなた自身も実習生だったとき「分からない事が分からない」とか「なにをどう調べたら答えが出るのか分からない」という状況だったと思います。
なので、「自分で考えさせようとし過ぎる」のも、実習生にはプレッシャーなだけです。
実習生も、考えるのを放棄している訳ではないと思うので、うまく引き出してあげるのが、指導者です。
理学療法士なら、普段から患者さんの「能力をうまく引き出す」ことは出来ているはずです。
実習生の「能力をうまく引き出す」のも得意なはず。
指導でも治療でも、大切なのは「情熱」です
実習生指導でも治療でも、結局のところ「情熱」が大切です。
熱心に治療していれば、その姿勢が実習生にも伝わります。
その熱意のままに、実習生ともコミュニケーションをとればいいだけの話です。
小手先のテクニックは不要です。
表1 現代若者の特徴
ストレスに弱く、レポートや実習など負荷がかかるような場面を耐えることができず、すぐ休んだりする
他者との均質化を求める、主体性がなく、向上心に欠ける
「現代若者の特徴」って書いてありますが、私(この記事を書いている現在36歳)の先輩たちでも、実習に行けなくなったり退学したりする人、たくさん居ました。
いつの時代だって「最近の若いやつは」と言われて育っています。
いつの時代だって大事なのは「情熱」です。
まとめ
理学療法士の実習生(学生)指導で気を付けるべき事を3つは
2.話を聴いてあげること
3.自分で考えさせようとし過ぎないこと
です。
もし実習生(学生)指導も含めて業務量が多いなら、転職も考えましょう。
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