理学療法士で年収1,000万円を稼ぐことは可能【3つの方法】
理学療法士で年収1,000万円稼いでみたいけどできる?もしできるなら、どうすれば良いのか知りたい。
そんな方に向けた記事です。
結論から言って、「理学療法士で年収1,000万円を稼ぐことは可能」です。
ただ、色々と対策は必要です。
- 総合病院に勤務する(2023年現在)15年目の理学療法士
- 呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、がんリハ研修受講済、実習指導者講習受講済
- 養成校でのOSCE(オスキー:客観的評価能力試験)試験官
もっと詳しく知りたい方>運営者情報|りはスタをご覧ください。
年収1,000万円を稼ぐ対策は以下の3つです。
- 経験とスキルを積む
- 給料の良い職場に転職する
- 副業や投資をする
それぞれの方法を解説していきます。
その前に、まず「年収1,000万円」へのメンタルブロックを打破しましょう。
年収1,000万円は日本人の5%という「数字のトリック」に騙されるな
年収1,000万円は日本人の5%くらいに過ぎません。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」より、年収1000万円超となる給与所得者の割合を見ていきましょう。 国税庁の上記資料によると、2023年の1年を通じて勤務した給与所得者5078万人のうち、年収1000万超の割合は、全体の5.4%となりました。
上位5%なんて、自分には無理だ。
と思うのは早いです。
なぜなら「全員が1,000万円を稼ごうとしている訳ではないから」です。
マラソン大会を例にして解説します
10人の人がマラソン大会に出場したとします。
10人中、1位になる人は1人なので、1位になる確率は「10%」です。
ただ、10人中10人全員が1位を狙っているとは限りませんよね。
・マラソン大会なんてゴールすれば良いと思っている人が7人
・1位を狙っている人が3人
という内訳であれば、
1位になる可能性は3人中1人なので、1位になる確率は「33%」です。
「マラソン大会なんてゴールできればいいと思っている人」=「1,000万円なんて稼げなくても、生活が送れるだけの稼ぎがあればいいと思っている人」です。
「年収1,000万円稼ごう」と、働いている人全員が思っている訳ではないので、1,000万円稼ぐことができる確率、5%よりも多いはず。
なので、数字のトリックに騙されることなく、「自分は理学療法士だが、年収1,000万円稼いでやる」と思って、いろいろと行動すれば良いのです。
理学療法士で年収1,000万円を稼ぐことは可能【3つの方法】
理学療法士として年収1,000万円を稼ぐことは可能です。
- 経験とスキルを積む
- 高収入の職場を選ぶ
- 副業や投資をする
ひとつずつ解説していきます。
経験とスキルを積む
理学療法士の平均年収は約500万円です。
この水準から倍にするには、一般的な理学療法士よりも高い経験とスキルが求められます。
- 専門的な資格や技術を持つ
- 難治性の疾患や障害に対応できる
- リーダーシップやマネジメント能力がある
などです。
などです。個人的には「呼吸療法認定士」と「心リハ指導士」が取りやすいのでオススメです。
「専門理学療法士」や「認定理学療法士」は結局「理学療法士」の枠を超えないので、あまりオススメしません。
>リハ職の資格取得記事の一覧 | りはスタ
高収入の職場を選ぶ
理学療法士の年収は職場によって異なります。
- 大学病院: 約 5,000,000 円
- 民間病院: 約 4,200,000 円
- 介護老人保健施設: 約 4,300,000 円
- クリニック: 約 3,700,000 円
- 訪問系サービス: 約 3,800,000 円
つまり、年収を上げたいと考えるのであれば、病院や老健に転職しましょう。
訪問系はインセンティブもある所もあります。
また、病院の規模も大事です。
病床数の大きい病院の方が、年収も高いというデータが出ています。
2021年の理学療法士の平均年収は、
・病床数が1000床以上の病院で約410万円
・病床数が100床未満の病院で約300万円
「クリニックよりも病院」で、「小さい病院よりも大きい病院」に転職すると年収が上がります。
リハ職の転職サイトの“求人数”ランキングトップ10【オススメも4つ紹介】 | りはスタ
副業や投資をする
理学療法士の本業だけでは年収1,000万円に届かない場合もあります。
その場合は「副業」や「投資」をすることで収入源を増やすことが必要です。
- YouTubeで広告収入を得る
- ブログで広告収入を得る
- セミナーを開催して講師料を得る
- 有料noteを販売する
リハ職の転職サイトの“求人数”ランキングトップ10【オススメも4つ紹介】の記事でも紹介したのですが、副業というのは、最初から成果がでるモノではありません。
でも、理学療法士になるのだって、3~4年学校に通って、実習に耐えて、国家試験に合格してようやくです。
それと同じように、お金を得るためには、時間をかける必要があります。
まとめ
- 理学療法士でも年収1,000万円稼ぐことは可能
- 年収1,000万円は人口のわずか「5%」だが、全ての人が狙っている訳ではない
- 理学療法士で年収1,000万円稼ぐためには「スキルアップする」「給料の良い職場に勤める」「副業や投資をする」の3つがオススメ
結局は「行動」しないと始まりません。
まずは転職活動 → 資格をとるなどでスキルアップ → その知識を基に副業
この流れで、年収1,000万円も夢ではありません。