患者さんから嫌われやすい理学療法士の5つの特徴【対策も紹介】
患者さんから嫌われてる気がする。
患者さんとうまく関係性が築けない。
そんな方に向けた記事です。
この記事を読めば、
「患者さんから嫌われやすい理学療法士の5つの特徴」
が分かります。
結論から言うと、患者さんから嫌われやすい理学療法士の5つの特徴は、
2.説明やごたくばかり言う人
3.ダメな点ばかりを指摘する人
4.患者さんの意見を否定する人
5.話している最中にメモをとらない人
患者さんから嫌われやすい理学療法士の5つの特徴
敬語が使えない人
「敬語が使えない人」は患者さんから嫌われやすいです。
目上の方に対して、敬語が使えないのは単純に「失礼」です。
自分が後輩にタメ語で話されたら「なんでタメ語なの?」って思いますよね。
「タメ語でしゃべった方が関係性が築けるんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、年下からいきないタメ語で話しかけられて、関係性が築けますか?
まだ「日も浅いうち」から、なんなら「リハビリの初日」から敬語を使わずに話してしまう理学療法士は、間違いなく患者さんから嫌われやすいです。
説明やごたくばかり言う人
「説明」や「ごたく」ばかり言う人は、患者さんから嫌われやすいです。
「自分の話ばかりする人」のことを好きになれないのと同じです。
スマホの契約や保険の契約とかも、説明が長くてイヤになった経験があるのではないでしょうか。
それと同じで、「説明」や「ごたく」を並べると、患者さんから嫌われやすいので、気をつけましょう。
ダメな所ばかりを指摘する人
「ダメな所ばかりを指摘する人」も患者さんから嫌われやすいです。
「ダメな所」や「できてない部分」ばかり言われたら、イヤになるのは当たり前だと思います。
例えば、「どこどこの筋力がないから」とか「もっとリハビリのやる気を出して」みたいな指摘ですね。
あなた自身も、上司や先輩から「自分のダメな所」ばかり指摘されたら、「私だって頑張っているのに!」「あの人は私のことをちゃんと見てくれてない!」と思いますよね。
「褒めろ」とまでは言いませんが「できている部分」にも目を向けて、患者さんに自信をつけさせてあげられるような「声かけ」がたいせつです。
患者さんの意見を否定する人
「患者さんの意見を否定する人」も患者さんから嫌われやすいです。
自分の「想い」や「考え方」を否定されたら、誰だっていい気はしませんよね。
考え方も人それぞれなので、肯定的な受け答えをしましょう。
その上て、治療や患者さんの体に対して「危険」が及ぶことや、大事なポイントだけを絞り込んで、しっかりと「静止」したり「訂正」したりしましょう。
話している最中にメモをとらない人
「話している最中にメモをとらない人」も患者さんから嫌われやすいです。
「ちゃんと聴いてるのか」が分からないし、あとは「頼まれ事」をしても、忘れてしまいやすいからです。
なので、話している最中は、積極的にメモを取るようにしましょう。
私はPTになって15年ですが、いまだにメモ帳を活用しています。
患者さんから嫌われないための5つの対策
患者さんから嫌われないためには、以下の5つの対策をしましょう。
2.患者さんの話を聴く
3.良いところに目を向ける
4.患者さんの意見を肯定する
5.話している最中にメモをとる
敬語を使う
「敬語を使う」ことで、患者さんから嫌われることは減ります。
患者さんは、目上の方がほとんどです。
敬語をつかうことで、敬意を表することになるからです。
「です」「ます」だけでなく「お待たせしました」や「承知しました」など、丁寧な敬語を使うように心がけましょう。
患者さんの話を聴く
「患者さんの話を聴く」ことで、患者さんから嫌われにくくなります。
あなた自身も、よく話を聴いてくれる人のこと、嫌いじゃないですよね。
なので、まずはしっかり患者さんのお話を聴くことで、患者さんからの信頼を得るようにすれば、嫌われることはまずなくなります。
「でも、患者さんの話が長くて、次の患者さんに支障が出ちゃうんだ」と思う方もいるかもしれませんが、それは、あなたが「聴く体勢」をとっていない可能性があります。
ちゃんと体を向けて、うなづきながら聴いていれば「聴いてくれているな」と感じて、話がスムーズに進行します。
それでもどうしてもお話をさえぎらないといけない場合は、正直に「次の患者さんが待っているので」と言えば大丈夫です。
そして「話の続きはまた明日おしえてください」と言えば、患者さんと笑顔でお別れできます。
良い所に目を向ける
「良い所に目を向ける」のも、患者さんから嫌われにくくなるコツです。
逆に「ダメな所」や「苦手なこと」ばかり指摘されたら、誰だって気分がよくないものです。
なので「得意な所」や「できていること」にも目を向けましょう。
患者さんの意見を肯定する
「患者さんの意見を肯定する」のも、患者さんから嫌われにくくなるコツです。
意見を「否定」されると、誰だって「この人とは合わないな」と感じると思います。
いろんな人生があるので、いろんな「考え方」だってあります。
「なるほど。この方はそう思うのか。」とか「そういう考え方もあるのか。」と感じておけばOKです。
別に誰もその意見に「同調しろ」とか「同じ意見をもて」とは言っていません。
あくまで、患者さんが思うことや感じることを仰っているだけなので、変に「否定」しなくてもいいのです。
話している最中にメモをとる
「話している最中にメモをとる」のも、患者さんから嫌われにくくなるコツです。
もし学生や後輩が、自分の話を聴きながらメモをとっていたらどう思いますか?
「熱心に聴いてくれているな」と感じますよね。
しかも、メモをとることで「頼まれごと」をしたときも、忘れにくくなります。
よくあるのが「氷枕をかえてほしい」とか「明日は階段の練習をやってみたい」などの依頼です。
こういった依頼を忘れてしまうと、患者さんから信頼を失います。
もしあなたが指導している後輩や学生から「あ!忘れてました!」と言われたら、落胆しますよね。
それと同じです。
まとめ
1.敬語が使えない人
2.説明やごたくばかり言う人
3.ダメな点ばかりを指摘する人
4.患者さんの意見を否定する人
5.話している最中にメモをとらない人
の5つです。
この5つの特徴に気をつけさえすれば、「どんな患者さんでも自信をもって対応できる」状態になれます。
どんな患者さんを振られても対応できると感じていれば、気分的にかなり楽になります。
そして、そんな「無敵状態」になれたら、ぜひ転職でもして、今よりももっと良い環境・良いお給料のところで働いてみてください。
患者さんのやる気を引き出すには、知識や技術の前に信頼関係を築かなくてはなりません。そしてその信頼関係の土台となるのが“接遇”です。