痛風に対するリハビリテーションについて【注意点など】

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痛風は、血液中の尿酸が増えすぎて関節に結晶化し、激しい痛みや腫れを引き起こす疾患です。

主に足の親指の付け根に発作が起こりやすいですが、他の関節にも影響を及ぼすことがあります。

痛風の原因

痛風の主な原因は高尿酸血症です。

尿酸はプリン体の分解によって生成され、通常は尿として排出されますが、尿酸値が高くなると結晶化しやすくなります。

尿酸値をあげる要因
  • 食べ過ぎやアルコールの過剰摂取
  • 運動不足
  • ストレス
  • 遺伝的要因

痛風の症状

痛風の症状は突然の激しい痛みと腫れです。

発作は夜間や早朝に起こることが多く、数日間続くことがあります。

痛風の治療と予防

治療には、痛みを和らげるための薬物療法と、尿酸値を下げるための生活習慣の改善が含まれます。

非ステロイド性鎮痛剤:NSAIDs(エヌセイズ)というやつです。

非ステロイド性鎮痛剤を短期間のみ比較的大量に投与して炎症の鎮静化を図ります。炎症作用の強い短時間作用型のジクロフェナムナトリウム、インドメタシンなどの比較的高用量が用いられます。
発作中は、歩き回らずに安静にし、患部を冷やすと痛みが和らぎます。

予防には、バランスの取れた食事、適度な運動、アルコールの制限が重要です。

痛風のリハビリテーション【注意点など】

痛風のリハビリ
  • 痛みがあるときは無理をしない
    痛風発作中や痛みが強いときは、関節を休めることが最優先です。無理に運動をすると、症状が悪化する可能性があります。
  • 低負荷の運動を選ぶ
    痛風の予防や管理には、関節に負担をかけない低負荷の運動が適しています。例えば、ウォーキング、水泳、サイクリングなどが推奨されます。
  • ストレッチを取り入れる
    柔軟性を保つために、軽いストレッチを日常的に行うことが重要です。特に足首や膝のストレッチが効果的です。
  • 体重管理
    適正体重を維持することは、痛風の予防に役立ちます。過体重は関節に余分な負担をかけ、尿酸値を上昇させる可能性があります。
  • 水分補給
    十分な水分を摂取することで、尿酸の排出を促進し、結晶化を防ぐことができます。

参考文献:痛風結節治療とリハビリテーションの問題点/長瀬満夫

参考文献:痛風,偽痛風の治療/日本内科学会雑誌第97巻第10号

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りはスタ運営者の「ぱぱひさ」と申します。総合病院に勤務する現役の理学療法士です。心臓リハビリテーション指導士・呼吸療法認定士を保有しています。がんリハ研修受講済・臨床実習指導者講習会受講済。OSCE(オスキー:客観的評価能力試験)試験官経験あり。心臓リハ・呼吸リハ・ICUリハの分野で働くリハスタッフのためのサイトとなるよう目指して記事を書いていきます。
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