うっ滞性皮フ炎の患者さんに対するリハビリと注意点

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うっ滞性皮膚炎(うったいせいひふえん)は、主に下肢の静脈の血流が悪くなることで起こる皮膚の炎症です。

皮膚に炎症や湿疹が生じます。

心不全とうっ滞性皮フ炎の関連性

心不全が原因で血液の循環が悪くなると、下肢に血液がとどこおりやすくなり、うっ滞性皮膚炎を引きおこすことがあります。

また、心不全の患者さんでは、静脈の血流が悪くなることで、皮膚に炎症や潰瘍が生じやすくなります。

心不全の治療に使われる利尿薬や水分制限も、皮膚の乾燥や炎症を悪化させることにつながります。

うっ滞性皮フ炎の患者さんへのリハビリと5つの注意点

っ滞性皮膚炎の患者さんに対するリハビリテーションや運動療法を行う際には、以下の点に注意することがたいせつです。

  1. 圧迫療法の併用: 弾性ストッキングや弾力包帯を使用して、静脈の血流を改善します。これにより、血液の滞留を防ぎ、皮膚の炎症を軽減します。
  2. 適度な運動: ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を行うことで、ふくらはぎの筋肉を動かし、静脈の血液循環を促します。ただし、過度な運動は避け、患者さんの体力に合わせた運動量を設定することが大切です。
  3. 体位管理: 長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしを避け、適度に体位を変えることが重要です。寝るときには足を心臓より高くすることで、血液の滞留を防ぎます。
  4. 皮膚のケア: 皮膚を清潔に保ち、保湿を行うことが大切です。乾燥やかゆみを防ぐために、保湿クリームやローションを使用します。
  5. 体重管理: 肥満は静脈に負担をかけるため、適切な体重を維持することが重要です。食事療法や運動療法を通じて、体重管理を行います。
  • 足を高く上げることで血液の循環を促し血流促進
  • 定期的な運動(運動療法)、ストレッチを行い、ふくらはぎの筋肉を動かす
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りはスタ運営者:ぱぱひさ
りはスタ運営者の「ぱぱひさ」と申します。総合病院に勤務する現役の理学療法士です。心臓リハビリテーション指導士・呼吸療法認定士を保有しています。がんリハ研修受講済・臨床実習指導者講習会受講済。OSCE(オスキー:客観的評価能力試験)試験官経験あり。心臓リハ・呼吸リハ・ICUリハの分野で働くリハスタッフのためのサイトとなるよう目指して記事を書いていきます。
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