先輩に聞く前に!心臓リハ1年目PTの学習を支える厳選7冊

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「心電図が読めない」
「離床の基準が分からない」

そんな不安をお持ちの心リハ1年目の理学療法士の方に向けた記事です。

今回は、僕が実際に現場で使い倒して、根拠を持って運動療法を提供できるようになった厳選7冊をご紹介します。

心臓リハ1年目PTのための厳選7冊

心臓リハビリテーションをマスターするコツは、バラバラな知識を「血行動態」という一本の線で繋ぐことです。今回は、膨大な参考書の中から、新人PTが最短でリスク管理と運動処方のスキルを身につけられる鉄板の7冊を厳選しました。

心リハの「地図」を手に入れる

まずは、心臓リハビリテーションの全体像と流れを把握するステップです。

呼吸・心臓リハビリテーション(第3版)

  • オススメポイント: まさに心リハの「バイブル」。理学療法士だけでなく、多職種が共通言語として持っておくべき一冊です。全体像を体系的に網羅しているため、最初の一冊として間違いありません。

心疾患の「正体」を視覚的に捉える

解剖・病態が分からないと、心電図の変化の意味も理解できません。

病気がみえる vol.2 循環器

  • オススメポイント: 呼吸器同様、圧倒的なイラスト量で複雑な血行動態や心不全のメカニズムを学べます。心臓の構造を「立体的にイメージ」できる力がつくので、1年目には必須です。

心電図と心不全の「評価」に自信を持つ

臨床で最も直面する「モニターの変化」と「心不全の急性増悪」を察知するステップです。

レジデントのための心不全道場

  • オススメポイント: PT向けの本ではありませんが、医師がどう治療し、何を危惧しているかが分かります。心不全の治療戦略が分かれば、僕たちが「今やっていい運動量」の判断が劇的に速くなります。

心電図の読み“型”教えます

  • オススメポイント: 心電図の波形を丸暗記するのではなく、「なぜこの波形になるのか」を論理的に学べます。モニターを見てパニックになりがちな若手PTを救ってくれる一冊です。

運動療法・CPXの「根拠」を深める

心リハの核心である運動処方。特にCPX(心肺運動負荷試験)を理解するステップです。

CPX・運動療法ハンドブック 第5版

  • オススメポイント: 難解なCPXをここまで分かりやすく解説した本は他にありません。ATポイントの決定や処方の根拠を、先輩にドヤ顔で説明できるようになります。

ガイドラインで「標準」を知る

自己流ではなく、日本で最も推奨される「正解」を確認するステップです。

心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン(2021年改訂版)

2021 年改訂版 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン

  • オススメポイント: 本というか「ルールブック」です。無料で公開もされていますが、書籍として手元に置き、常に最新の標準治療を確認する姿勢が、プロとしての信頼を生みます。

患者さんへの「言葉かけ」を学ぶ

生活指導は、心不全の再入院予防の要です。

わかる!できる!心臓リハビリテーションQ&A

  • オススメポイント: 患者さんから聞かれる「よくある質問」に対する回答のコツが詰まっています。若手が苦手な「生活上のアドバイス」がスムーズにできるようになります。

【実践編】心臓リハ1年目PTのためのステップアップ活用術

心臓リハは、他分野以上に「データ」と「リスク」に向き合う分野です。どの本をどのタイミングで開くべきか、臨床のフェーズに合わせた活用順序をまとめました。

STEP 1:配属〜2週間「循環動態のイメージを固める」

心臓の拍動や血流、弁の動きが頭の中でアニメーションのように動かないと、心不全の理解は進みません。

  • 使う本: 『病気がみえる vol.2 循環器』
  • やること: 担当患者さんの診断名(AS、MR、心筋梗塞など)を調べ、この本で「心臓のどこに、どんな負荷がかかっているか」を視覚的に叩き込みます。

STEP 2:1ヶ月目〜「モニター監視の恐怖を自信に変える」

アラームが鳴るたびにビクビクしてしまい、リハビリに集中できない時期です。

  • 使う本: 『講義録 心電図』
  • やること: 波形の形を暗記するのではなく、「なぜこの波形が出るのか」という電気的なメカニズムを理解します。これが分かると、中止基準の判断が論理的にできるようになります。

STEP 3:2ヶ月目〜「標準的なプログラムとリスク管理を繋ぐ」

離床を進めたいけれど、どこまで負荷を上げていいのか、医師の意図が読み取れず悩む時期です。

  • 使う本: 『心臓リハビリテーション(第3版)』『レジデントのための心不全管理を極める』
  • やること: 医師向けの管理本で「治療のゴール」を把握しつつ、PTのバイブルで「リハの進め方」を確認。医学的根拠に基づいた離床プランが立てられるようになります。

STEP 4:半年以降〜「CPXを武器に運動処方を出す」

ただ「歩かせる」だけのリハビリから卒業し、科学的な負荷設定を行いたい時期です。

  • 使う本: 『どんとこい! CPX』
  • やること: AT(嫌気性代謝閾値)の決定方法を学び、患者さん一人ひとりに最適な「攻めの運動療法」を提案します。CPXの結果をカンファレンスで報告できれば、チームからの信頼も激変します。

STEP 5:1年目の総仕上げ「再入院させない生活指導を磨く」

身体機能は改善したけれど、退院後の生活が不安な患者さんに対して、具体的なアドバイスが求められる時期です。

  • 使う本: 『指導に役立つ 心臓リハビリテーションQ&A』『ガイドライン(最新版)』
  • やること: ガイドラインでエビデンスを確認しつつ、Q&A本で「患者さんに伝わる言葉」を学びます。退院指導があなたの自信に変わるはずです。

ワンポイントアドバイス

心臓リハは「数字」に強くなると一気に楽しくなります。

最初は心電図や血液データ(BNPなど)が呪文のように見えるかもしれませんが、『病気がみえる』と『心電図』の2冊を往復するだけで、バラバラだった知識が一本の線に繋がります。焦らず、まずはこの2冊をボロボロになるまで使い倒してみましょう!

ブログ記事の締めくくりとなる「まとめ」セクションですね。読者が記事を読み終えたあとに、「よし、まずはこの本を買って勉強を始めよう!」と前向きな気持ちで行動に移せるような、熱量のある文章に仕上げました。

まとめ:自信を持って「心リハ」の現場に立つために

心臓リハビリテーションは、数字や波形、リスク管理など、覚えることが多くて最初は圧倒されるかもしれません。

今回ご紹介した7冊を道しるべにすれば、バラバラだった知識が必ずつながる瞬間がやってきます。

  • まずは「病態」と「心電図」の基礎を固めること
  • 次に「ガイドライン」と「標準テキスト」で正解を知ること
  • そして「CPX」や「患者指導」で専門性を磨くこと

このステップを一つずつ登っていけば、気づいたときには先輩や医師と対等にディスカッションができ、患者さんから「あなたに担当してもらえてよかった」と言ってもらえるセラピストになっているはずです。

あなたの挑戦を、僕も心から応援しています!

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リハむーちょ運営者:ぱぱひさ
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リハむーちょ(旧:りはスタ)運営者の「ぱぱひさ」と申します。総合病院に勤務する現役の理学療法士です。心臓リハビリテーション指導士・呼吸療法認定士を保有しています。がんリハ研修受講済・臨床実習指導者講習会受講済。OSCE(オスキー:客観的評価能力試験)試験官経験あり。心臓リハ・呼吸リハ・ICUリハの分野で働くリハスタッフのためのサイトとなるよう目指して記事を書いていきます。
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