【リハスタッフ向け】入院中の転倒転落を減らすには?【全国平均は0.26%】

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入院患者さんの転倒転落を防ぐためには、いくつかの対策があります。

  1. リスク評価と個別ケアプラン:入院時に患者さんの転倒リスクを評価し、その結果に基づいて個別のケアプランを作成します。
  2. 環境整備:病室や廊下などの環境を安全に整備し、障害物の除去や床の滑り止めマットの設置などを行います。
  3. 適切な支援具の選定:歩行器や杖などの支援具を利用する患者さんに対して、正しい使用方法や適切な選定をサポートします。
  4. コミュニケーション:患者さんとのコミュニケーションを重視し、彼らが転倒のリスクを理解し、積極的に協力するよう促します。
  5. 適切な教育とリハビリテーション:患者さんに対して転倒予防の教育と適切なリハビリテーションを提供します。

これらの対策を実践することで、安全を確保し、転倒転落のリスクを最小限に抑えることができます。

患者さんに安全で快適な入院生活を提供するために、これらのケア方法を取り入れてみてください。

入院患者さんの転倒転落率は【全国では0.26%】

全国的な入院患者さんの転倒転落事故率は、病院や施設によって異なりますが、一般的には約2.6‰(千分率)とされています。

‰(パーミル)と読みます。

これは、1000人の入院患者さんのうち約2.6人が転倒や転落を経験することを意味します。

もしくは、500人の患者さんが2日間で約2.6人転倒したことになります。

転倒や転落による損傷の発生率も重要な指標であり、損傷レベル2以上の発生率は約0.32‰と報告されています。

これらのデータは、病院や施設が転倒予防策を強化するための基礎となります。

転倒や転落を防ぐためには、環境整備や患者教育、リスク評価などの対策が重要です。

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りはスタ運営者の「ぱぱひさ」と申します。総合病院に勤務する現役の理学療法士です。心臓リハビリテーション指導士・呼吸療法認定士を保有しています。がんリハ研修受講済・臨床実習指導者講習会受講済。OSCE(オスキー:客観的評価能力試験)試験官経験あり。心臓リハ・呼吸リハ・ICUリハの分野で働くリハスタッフのためのサイトとなるよう目指して記事を書いていきます。
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